過食症とは、仕事や生活などのストレス、またはダイエットの反動から極端に食べ過ぎてしまう状態が続く、摂食障害の症状の一つである。過剰に食べ過ぎてしまう過食症と食べる量が減ってしまう拒食症は別のものとして扱われているが、実はきわめて近い関係にあり、拒食症から過食症へ、あるいは反対に過食症から拒食症へ移行することもある。ストレスから過食が続き、嫌悪感にさいなまれてダイエットをするが、そのストレスからまた過食症になって、悪循環に陥りやすい。中には食べてから吐くことを繰り返し、周囲が過食症であることに気がつかないまま危険な状態に陥ってしまうこともある。拒食症も過食症もメンタルなものが原因になることもあり、専門医に相談することが必要である。
加水分解酵母とは、ビール酵母などが酵母自身のもつ酵素で自己消化されて得られた物質である。酵母は、発酵してある程度時間がたつと、生体自身の持つ酵素で分解されてしまう自己消化がおこる。また酵母を酸などで加水分解すると、アミノ酸や核酸関連物質などができてくるが、その分解成分が酵母エキスである。アミノ酸をはじめ、ビタミン、各種塩類を含み、栄養豊富であるため、食品添加物や化粧品成分として使われる。加水分解酵母エキスは、単に酵母エキスともいう。酵母エキスの安全性は、我々が古くから酵母の発酵食品(みそ・しょうゆ・ビールなど)を食べていることから問題ないといえる。化粧水や美容液に、他の植物成分・美肌エキスとともに入れられる。
角栓とは、鼻の周囲など、皮脂の分泌量の多い部位の毛穴に見られる小さな突起で、毛穴に老廃物である角質が詰まった状態。角質は、毛穴の蓋になっているため、皮脂が排出されずに溜まり、ニキビへと移行したり、これを栄養物とする細菌が繁殖して化膿する。ニキビにならずとも、溜まった皮脂に汚れが吸着し黒ずみ、毛穴がひろがってスキンケアが大変になる。角栓の除去は手でつぶすのは禁物。まず、よく洗顔して角質をふやかし、W洗顔することが望ましい。毛穴を広げるスチームパックやラッピングなどで汗や皮脂を出やすくする。皮膚が柔らかく温かいうちに、クレイパックや角栓専用パックを塗って除去する。毛穴が開いた状態なので、ひきしめるクーリングケアや美容液を忘れずに。
角質とは、ケラチンというタンパク質からできていて、皮膚の表面の死んだ細胞のようなものである。角質は、死んだ細胞とは言っても、肌にとって大切な役割がある。例えばこの角質が壁となって外からの刺激から真皮を保護している。他にも体内から水分が外にでるのを防いでいる。しかし、この角質がたまると透明感がなく、くすんだ感じになってしまう。特に乾燥している冬の間は角質肥厚をひきおこしやすく、カサカサして化粧のノリが悪くなったり、角質が固くなるので化粧品をつけても油分・水分がうまく吸収する事ができず、小ジワができやすく、また毛穴がふさがれやすいためにニキビもできやすくなってしまう。無理やり削り取ったりして強い刺激を与えるのはなく、ピーリングで優しく取り除くことが望ましい。