悪玉コレステロールとは、LDLコレステロールのことで、末梢にコレステロールを運ぶ働きをする。悪玉コレステロールは、活性酸素の影響で変性悪玉コレステロールに変化し、血管を傷つけ、その傷を治そうとして血小板が集まり、かさぶた状態になる。これが血栓で、血栓は血管を細くして血液の流れを悪くする。これを繰り返すと血管はぼろぼろになって、動脈硬化になる。コレステロールは体内の脂肪の一種であり、体内のコレステロールそのものに、良い悪いがあるわけではない。善玉、悪玉ともに必要な成分であり、そのバランスが重要である。ただ、肉中心に食生活が変わり、悪玉コレステロールが過多になる傾向があり、その結果動脈硬化の危険性が高まっている。
亜鉛とは金属の一種で、体内に必要な物質のひとつである。多くの酵素の必要成分である亜鉛は、たんぱく質やDNAの合成を促進する働きをし、細胞の新陳代謝や成長の促進を助ける。体に多く使われるため、偏った食事や極端なダイエットにより亜鉛の不足状態が続くと、抜け毛、肌あれ、発育不良、風邪をひきやすくなるなどの症状が現れる。また、老化とともに起こる味覚障害も亜鉛が不足することによって起こりやすくなるといわれている。男性においては、前立腺で性ホルモンの合成にもかかわり、精子の生成を活発する働きがある。1日の所要量は10mg程度。およそ、牡蠣小1個、うなぎ蒲焼3串、レバー145gに相当する。サプリメントも充実しており、健康な生活には欠かせない成分だ。
アクアポリンとは、細胞膜に埋もれており、水だけを選択的に通過させる膜蛋白の通路をもった特殊なタンパク質である。近年ドライアイの研究によりこのタンパク質の存在が明らかになった。人間の身体の60%は水であり、飲んだ水の吸収はアクアポリンを通して細胞内へ運ばれる。また血管を流れる水分や尿からの再吸収もこのアクアポリンが機能している。アクアポリンはまた、赤血球が体積を減らして毛細血管をすり抜けるといった、細胞の体積を変化させるのにも役立つ。アクアポリンは生物界に細菌から動物まで広く存在し、生命現象と深くかかわる多様な機能を担っていると考えられる。このアクアポリンの水分子の透過性により、肌のうるおい、はり、逆のむくみ、老化に影響が出ることが最近の研究でわかった。
アイピローとは、就寝時に目の上にかぶせることで、疲労回復や安眠効果を高めてくれる眼用の枕である。アイピローとは、眼の枕を意味する。ピローとは、枕のこと。市販されるアイピローには、小石やセラミック、ハーブなどが入っており、アイピローの重みやハーブによるアロマテラピーで疲れた眼を癒してくれる。また、レンジで温めたり、冷蔵庫で冷やすことで、眼に程よい刺激と休憩を与えることもできる。眼が疲れたり、寝付けないときには効果は抜群で、心地よい眠りの世界に誘ってくれる。仕事で眼を酷使したり、テレビの見すぎで疲れた眼には最高のお供である。また、通常の枕だけではなく、ぬいぐるみ形のアイピローも販売されている。
アーモンドエキスとは、アーモンドより得られるエキスで、心臓疾患のリスクを下げるといわれる。アーモンドエキスとは、アーモンドのエキスを抽出したもので、日ごろ目にする食品でありながら非常に優れた薬効を持つものである。そもそも、アーモンドとは西アジア原産のバラ科の植物で、その種の殻部分を外したものが、いわゆる食品のアーモンドである。アーモンドに含まれるオレイン酸を始めとする一価不飽和脂肪酸は心臓疾患のリスクを下げるといわれ、そのエキスも近年健康面で注目されてきている。よく、ナッツ類を食べ過ぎると太るという話があるが、実際はアメリカのあるグループが行なった実験により、ナッツ類に含まれる脂肪は肥満にはつながらないということがわかっている。
アーユルヴェーダとは、サンスクリット語で「生命の科学」を意味し、5000年前にインドで始まった民間伝承療法の一つである。アーユルヴェーダは、人間の体内にある治癒力を引き出し活性させるために、人間を精神面・肉体面の両方から総合的に(ホリスティックに)捉える科学の側面がある。体質を「風・火・水」と3分類し、それぞれが、活動・運動を生み出す機能・消化や代謝の機能・細胞や身体の構造の制御機能に対応し、そのバランスをまず診断する。それに対応した適切な薬草のオイルを選択して全身をマッサージする。ゴマオイルがベースとして多用され、身体の温冷調節や強化したい体質にあわせ、ギムネマ・ショウガ・ウコン・バジル・ニームなどのハーブを使用する。
アイシャドーとは、目の周りやまぶた・アイホールを立体的に・印象付け・印象を変えて見せるための、各種顔料の入ったパウダー状あるいはスティック状の色づけ用化粧品である。アイシャドーを塗る際には、ウレタン製のチップやシャドー用のブラシを使う。スティック状のシャドーを塗る場合には、スティックを点状に置き、それをチップや指の腹でのばすようにぼかす。シャドー部分はデリケートでもあり、粉っぽくならないよう、保湿成分やオイルなどを配合したものもある。顔の凹凸が少ない日本人は、アイシャドーでまぶた部分の立体感を出したい。薄めの色、明るい色が目を大きく見せる。あたたかさや柔らかみを出すには、イエロー・オレンジ・ピンク系統などが適している。
アイライナーとは、黒・茶・灰色など濃い顔料を配合し、白目や目の形をくっきり大きく見せるための、アイラインを縁取りする道具である。アイライナーには、リキッド状とペンシルタイプとがある。ラインを描く部分は、まつ毛の生え際であり、まつ毛が密集しているように見せるとよい。簡単に描くにはペンシルタイプがよい。ペンの尖端を生え際に対して少し斜めに寝かせた角度で描くのが楽であり、粘膜も傷つけ難い。ぼかす、あるいははみ出た場合には、綿棒を使う。リキッド状ライナーには、皮膜形成成分が含まれており、専用筆でくっきり描ける。なるべくぶれないようきっちり引く。ライナーが濡れているうちに目を開けるとよれてしまうので、半開きで乾くのを待つ。