遠赤外線効果とは、目に見えない赤外線により、体などを芯から温めることである遠赤外線効果は、目に見えない遠赤外線の、ものを内側から温める特性を利用したものを指す。光はプリズムを通すと、赤、緑、紫などの色のついた光線に分解されるが、その可視光線の外側にも目に見えない赤外線や紫外線が存在する。赤外線は目には見えないがものを温める性質に優れ、特に外側からではなく内部にまで浸透してものを温めるという特徴がある。衣類などで遠赤外線効果のある製品というのは、遠赤外線を発するようにして体などを温めてくれるようにしたもの、という意味である。また昔から調理などでも、遠赤外線は利用されてきた。
塩酸ジフェンヒドラミンとは、皮膚や頭皮のかゆみをおさえ、手あれや頭髪用化粧品に抗炎症成分としてはたらく。医薬品としては、抗ヒスタミン剤、消炎剤として鼻炎薬などに使われる。
塩化ベンザルコニウムとは、陽イオン界面活性剤(逆性石けん)であり、石けんとは逆の荷電を有し、通常は殺菌剤として用いられる。塩化ベンザルコニウムの界面活性剤としての働きには、シャンプー、リンスなどの帯電防止や毛髪柔軟剤として配合される。手指の消毒や頭皮を清潔にするためには希釈して用いる。医療用具の洗浄消毒や、手指の消毒用には、日本薬局方の10%塩化ベンザルコニウム液を使うが、消毒前にふつうの石けんで汚れを落としておかないと、殺菌力が低下する。塩化ベンザルコニウムは、指定表示成分でもある。ボディーシャンプーやハンドソープのベースにもなっているが、環境ホルモンに変化する恐れもある。
塩化Mg(塩化マグネシウム)とは、岩塩や海水中のミネラルとして産出される天然の鉱物である。ニガリの主成分である。塩化Mgは、海産物に多く含まれ、骨などの発育・形成のために、カルシウムとともに必要なミネラルである。カルシウムが不足すると、イライラするといわれるが、マグネシウムもまた神経伝達に重要で、神経の興奮を抑え、エネルギーをつくる助けや、血圧の維持にも関係している。近年、海水をにつめてつくった「ニガリ」が腸からの脂肪吸収の抑制になり、ダイエット素材として注目されている。栄養素や健康食品としてのほか、塩化Mgは、石けん、シャンプー、リンスなどには保湿成分として使われている。また骨だけではなく細胞の活性にも必要とされることから、スキンケア製品に配合される。
エレキストーンとは、トルマリンとプラチナイオンを配合した石けんで、その静電力によって皮膚の汚れなどを吸着・除去するというものである。エレキストーンでは、通常の洗顔では落ちにくい、毛穴の中の皮脂やダニ、こびりついてしまったタバコの煙も、静電引力によって引き寄せる働きをうたっている。原理としては、空気清浄機と似たようなもので、帯電している石けんの泡に汚れをひきよせて洗い流すのである。トルマリンはマイナスイオンで、プラチナはプラスイオンを発生させ、それぞれ異なる種類の汚れをひきつけると考えられる。石けんの泡は細かいほうがより細かいよごれを落とせるから、泡立てネットなどを活用するのがよい。