オウバクエキスとは、みかん科の高木で樹齢約15年以上のキハダ(黄肌)の樹皮から抽出したエキスであり、古くから生薬としてその苦味成分が、健胃・整腸・消炎性収斂薬に使われてきた。オウバクエキスはオウゴンエキスやシソエキスとともに、天然保湿成分として、無添加・低刺激性の化粧品に配合される。オウバクエキスの薬効成分はベルベリンといい、上記作用のほか、抗菌・腸炎からくる下痢止め・血圧降下剤として、中国では民間療法に使われる。ヨクイニン・トウキ・ジオウなどの植物エキスとともに、美肌をつくる成分としてまた、敏感肌用化粧品に配合される。入浴剤や角質ケアのパックなどにも入れられている。ニキビの原因であるアクネ菌などを抑制するとされる。
黄金分割とは、1:1.618の比率に分割することで、古代ギリシアから何世紀にもわたって人々の美的感覚を魅了してきた比率である。黄金分割は,古代ギリシアのプラトン時代のエウドクソスが考え,後年イタリア・ルネサンス時代のレオナルド・ダ・ビンチが名付けたと言われる。ギリシアの神殿やルネサンスの彫刻・絵画にはこの黄金分割が多く使われている。この比率はあらゆる美の基準となりえ、顔の美しさを説明することもできる。横顔は、鼻と顎(オトガイ)を結ぶ線(Eライン)の中に唇が入り、各部が黄金分割になっているのが理想である。しかし、歯並びや咬み合わせがよくなかったりすると、唇の位置がEラインから出たり引っ込みすぎたりして、きれいな横顔にならない。
オウゴンエキスとは、シソ科の植物コガネバナの根(オウゴン)から、水やアルコールなどで抽出したエキスである。オウゴンエキスには、消炎、抗炎症、収斂、保湿、細胞賦活、抗アレルギー、抗菌などのはたらきがあるとされる。また、これらの作用に加えて、ニキビなど皮脂の分泌の原因となる男性ホルモンを抑制し、ニキビなどの肌トラブルをおこしにくくし、無駄毛予防も期待される。エイジングケアとしての、光加齢防止、UV防御、抗酸化(SOD様・過酸化物生成抑制)、美白といったはたらきも期待され、他の植物エキスとともに相乗効果を出すとされる。漢方の生薬としては、古くから解熱剤、呼吸器疾患に使われる。ボディーケア用のジェルにも、代謝促進成分として用いられる。
円形脱毛症とは、突然に頭に出来る小さなハゲのことである。円形脱毛症に自覚症状は無く、ある日突然頭にコイン大のハゲができる。症状の度合いは様々で、円形の脱毛巣が一つだけ、頭髪全体が抜けてしまうケースから、眉毛・まつ毛・陰毛や体毛など、ほぼ全身の毛が抜けるケースまである。多くの場合、進行が止まれば数カ月後に軟らかい毛が生え、その後また硬い毛が生えて自然治癒する。円形脱毛症になりやすい体質の人もあり、しばしば再発を繰り返す。円形脱毛症の原因について現在まだ定説はないが、医学的には、自己免疫説、末梢神経異常説、自律神経異常説などの諸説がある。対処法は血管を拡張の内服薬、脱毛部位への局所治療など。ビタミン剤投与、局所冷凍療法、紫外線療法、温熱療法、ステロイド剤の局部塗布がある。
エンダモロジーとは、ローリングと吸引を組み合わせた専用の施術装置を使って、セルライト(デコボコとした肌)をコントロールしボディラインを整える美容外科の技術である。エンダモ装置は、本来は医療器具だがエステ用に改良されている。エンダモで脂肪と肉にサンドイッチされた老廃物であるセルライトを除去するには、まず、固くなった皮膚組織をもみほぐす必要がある。これを人手でやるのは相当大変であり、しかもセルライトは老廃物の塊であるためつぶれる際にはブチブチした感触があり痛みを伴う。エンダモでは、もみほぐしと吸引を同時に行い、血流とリンパの流れを改善し、脂肪分解機能をアップ。セルライトで凝り固まった組織を正常な代謝の状態に戻し、滑らかな弾力のある肌とスリムアップした理想のボディラインを目指す。