カプサイシンとは、唐辛子の辛さのもとになる成分であり、血行をよくし、体脂肪を燃焼させて肥満の防止、代謝を良くする。カプサイシンには、中枢神経や脳下垂体などに直接作用するため、運動による代謝に比較すると即効性があり、肉料理の味付けに唐辛子などの香辛料を使ったり、キムチなどの唐辛子を利用した食品にダイエット効果があるといわれる。少量でも非常に辛い香辛料であるため、通常ダイエット効果を期待するには、タブレット状のサプリメントでとるのがよい。唐辛子を食べると血液中の好中球(白血球の一部)という組織の働きが通常の約3倍も良くなるということもわかっており、免疫力を高める作用もあるといわれる。唐辛子の辛さで、料理を減塩する効果もある。
かぶれとは、接触性皮膚炎の俗語で、皮膚に接触したいろいろの物が原因で発生した湿疹のことである。かぶれの原因物質は様々で、化粧品かぶれは、肌質にあわない化粧品あるいは添加物にかぶれるようなアレルギー物質が含まれる。白髪染めやカラーリングの染料にかぶれる人も多い。初めての薬液でカラーリングやパーマをする場合は、あらかじめパッチテストを必要とする。ゴム手袋によるものをゴムかぶれ、ネックレスやイヤリングなどの金属類では、金属かぶれなどがおきる。バンソウコウでむれてかぶれるものや、口の周りをなめることでおきる舌なめずり皮膚炎、うんちなどの排泄物がとりきれないおむつかぶれ、など。乾燥・皮脂分泌・汗・摩擦によりかぶれの程度が変わる。
カフェインとは、コーヒー・カカオ・茶の葉などの中に含まれるアルカロイドの一種で、薬効成分である。カフェインの効能は、脳や脊髄などの中枢神経系が刺激され興奮し、五感や運動機能、思考力や集中力を高める、筋肉疲労に効果的、体脂肪の燃焼を促進するなどがある。カフェインのアルカロイドが交感神経に作用し、血流を促進させて、身体をあたためる効果もある。飲用以外に、ボディーマッサージ用のスリミングジェルなどに入れられ、セルライトの除去を助けるといわれている。また、洗顔フォームに、引き締め効果の成分として入れられ、かつて小顔ブームをはやらせた。カフェインとCoQ10やカルニチンとの相乗効果で、ひきしめ&しわとりの機能性化粧品という製品もある。
カッピングとは、体の背中やおなかなどに、真空状態になったコップ状容器をつけて、3分以内で吸引し続けるエステの方法である。吸い玉法とも呼ばれる。カッピングによって、血液やリンパなど体液のとどこおり状態が改善し、老廃物の代謝を促進させる。カッピングは、平安時代などかなり古い時代からあったという。一般的なカッピングの効果として、血液を綺麗にする、血行をよくする 、血管を始め組織を強化する、皮膚の弾力性を保つ、関節の働きを円滑にする、内臓諸器官を活発にする、神経を正常に調整する、体の深部にまで及ぶきわめて強力なマッサージ効果などがある。マッサージはツボやリンパの流れを把握しないとやりにくいが、吸玉は刺激範囲が広く、素人でもツボをとらえやすいメリットがある。