アンバーとは、琥珀のことで、古来より治療や癒しに使われてきた石である。琥珀は、太古の樹木からでた樹液が長い年月の間に化石化したもの。透明な茶色の宝石であり、中には虫が閉じ込められてしまったものもある。琥珀には癒しの力があると信じられており、医学的には証明されていないが、リウマチの痛みが和らいだり、甲状腺の病気に効果があるといわれている。また、熱を加えると樹木の香りを放ち、粉状にしたものをマッサージに使ったり、他のものと混ぜて塗り薬として使ったりしている事もある。現在でも、美容サロンで使っているところもある。
アントシアニンとは、抗酸化物質ポリフェノールの一種で、ブルーベリーやアヤムラサキという種類のサツマイモに含まれている紫色の色素である。アントシアニンの機能は、視神経の働きを支えているロドプシンという色素の再合成を促して、疲れ目を改善し視力を向上させる。また、太陽からの有害な紫外線から植物内部を守るため、ブルーベリーの皮の部分に特に多く存在し、活性酸素の生成を抑制する。アントシアニンを体内にとると、視力改善に加えて、血液浄化・血液循環をよくする作用もある。黒豆と煮汁の中にはアントシアニンが大量に含まれ、赤ワインポリフェノールの正体もこのアントシアニンである。
アンチエイジングとは、年齢を重ねることに伴う容姿の衰えや身体機能の低下を、手術や薬を使って改善する抗加齢(アンチエイジング)医療または技術である。アンチエイジングのプロセスは、保湿・皮膚再生の促進・細胞間物質の修復・柔軟性弾力性の回復・紫外線などからの保護である。エイジングケア化粧品では、保湿成分のヒアルロン酸や女性ホルモン様物質のイソフラボン、細胞間物質と同じセラミド、各種抗酸化成分、天然の高品質オイル、美白成分などが乳液・クリーム・美容液など用途にあわせ配合。角質層に働きかけ、皮膚再生するケミカルピーリングもアンチエイジングの一種である。体内から働きかける成長ホルモンのようなサプリメントも有効である。
安息香酸とは、白色の結晶性粉末で、わずかに甘酸っぱい匂いがあり、徐々に揮発する性質がある。化粧品の防腐剤として菌の繁殖を抑えるが、使用量の規制がある。安息香酸とその塩類(例えば、安息香酸ナトリウム)は、表示指定成分になっている。安息香酸類は、pHが酸性になるほど抗菌力が増す添加物である。安息香酸は、エタノールや溶剤に溶けやすく、水にはとけにくい。そのため、これを使用する化粧品には油性の乳化剤が必要になる。食品保存料には、限定された食品以外に使用してはならないとされるが、植物など自然に由来するものに含まれることもある。同系列に、パラオキシベンゾエート(パラオキシ安息香酸エステル:通称パラベン)がある。
泡立てネットとは、石けんや液体洗浄剤とくに、洗顔用の泡を立てるためのナイロンなどでできた専用ネットである。泡立てネットは、通常手のひらで石けんなどを泡立てると時間がかかるうえ、すぐに泡が消えてしまい、空気の細かい泡がつくりにくいという欠点を解消したすぐれものである。泡立てネットは細かいネットが空気をだきこんで、ネットの隙間に膜をはりながら、泡立てることができるので、短時間できめの細かい泡ができる。洗顔時だけでなく、シャンプーにも使える。シャンプーの場合でもシャンプー液を直接髪につけてから髪をくしゃしゃもむよりも、泡立てネットであらかじめ泡をつくってから髪に乗せたほうが、髪もいたまないうえに、シャンプー液の節約になる。
アロマランプとは、ランプの熱で精油が揮発するような構造になっているアロマテラピー用の香りを楽しむ道具である。アロマランプは、精油を入れたトレイを下からランプで照らすアロマポットと同じ構造のもので、電源コードにつなぐものと、コンセントに直接差し込むものとがある。また、精油ボトルの蓋の部分が、ランプになっていて精油の揮発性を生かした構造のものもある。アロマポットと違い、バーナーやろうそくなど火を使わないから、安全性が高い。アロマランプ材質には、陶器製のほか、ガラス製や火に弱いステンドグラス製や和紙製などがある。調光器付きもあり、デザインも多種あってインテリアランプとしても楽しめる。
アロマポットとは、揮発性の精油成分を拡散させるための上置きの皿がついた、特別な構造をした香炉。アロマポットの皿の上に精油を数滴たらすか、またはドライハーブをおいて、皿の下からロウソクなどであぶると、暖められた精油やハーブから揮発成分が蒸発して飛散する。この原理を電気式に改良した、アロマライトなどがある。アロマライトはロウソクの熱の代わりに小さな電球をセットし、電球が温まるにつれ上皿の精油が揮発するしくみである。アロマポットは、部屋を薄暗くしアロマを使ったヒーリングに使うなど、雰囲気はよいが、ロウソクを使うと精油成分以外のススなども飛ぶため、ロウソクは天然ロウや油脂(パーム油やミツロウ)を使うほうが身体によい。
アルニカエキスとは、キク科の植物アルニカの頭花から水やエタノールなどで抽出され得られるエキスである。有効成分にフラボノイドなど抗酸化物質を含む。アルニカエキスは、抗炎症、刺激緩和、保湿、血行促進、脱毛予防効果があるとされ、洗顔料や整肌クリームなどに使われる。ボディー用マッサージクリームでは、消血管を拡張する事によって血流量を増加し、血液の抹消循環を改善し、セルライトの除去作用が期待され、ヘアケア製品では抜け毛防止と育毛成分として配合される。ハーブの一種であるため、他のハーブエキスと一緒につかうと、相乗効果が得られるとされる。抗炎症や刺激緩和の成分として、アトピー性皮膚炎や敏感肌用の化粧品に使われる。