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2009/03/24 (Tue)
カロチン(β-カロテン)とは、主に緑黄色野菜などの植物性食品に含まれており、必要なだけ体内でビタミンAに変換される栄養素である。皮膚や粘膜を保護することから、フェイスクリーム類にも用いられる。カロチンは、橙色をした有機色素(天然色素)なので、錠剤や化粧品の色づけにも使われる。カロチンがビタミンAに変換する量を「ビタミンA効力」という。そのため、生理作用では、ビタミンAのはたらきとして表現される。髪の健康、夜盲症・視力の低下を防ぐ、皮膚や粘膜・生殖機能を維持し、成長を促進するなどがある。カロチンと同様に、体内でビタミンAに変わるものに、レチノールがある。レチノールは摂りすぎると過剰症が出ることがあるが、カロチンよりも変換効率はよい。
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